かつて日本では、家屋のそばに必ずと言っていいほど柿の木が植えられていました。たわわに実った柿が色づく様子は、日本人にとってどこか懐かしい原風景の1つではないでしょうか。
そして秋の深まりとともに、赤く色づいた実が枝いっぱいに垂れ下がり、収穫を待っているかのようです。
柿は秋の季語として多くの俳人に愛されてきました。その中でも、柿を詠んだ俳句でよく知られているのは、明治時代の俳人・正岡子規(まさおかしき)の次の1句です。
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺(ほうりゅうじ)
柿好きの子規が旅先の奈良で柿を食べているとき、ちょうど法隆寺(ほうりゅうじ)の鐘の音が響いてきて感動し、この句が生まれました。この俳句は難しい言葉や表現を使わず、読み手にも音や色が感じられ、情景が鮮やかに浮かび上がります。
忙しい毎日の中で、私たちは感動した瞬間を忘れてしまいがちです。だからこそ、心が動いた一瞬を、美しい日本語で表現してみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆心の動きを表現しましょう
意にそぐわない心の動きを表現したらソッコーで再教育ですよねw
感想例
正岡子規が旅先で柿を食べた時にふと鐘の音が聞こえてきた、という何気ない情景から歴史に残る句が生まれたことに、はっとさせられました。私たちの仕事も、日々の業務の繰り返しのように感じられることがありますが、その中にもお客様からの感謝の言葉や、同僚のさりげない助けなど、心が温まる瞬間があると思います。これまではそうした出来事も自分の心の中だけで留めてしまいがちでした。これからは、感じた感謝や嬉しかったことを素直に言葉にして、相手に伝えてみることを心がけたいと思います。それが、より良い関係を築き、仕事を進める上での潤滑油になるのではないかと感じました。
1+
エセ倫理定番の言っていることと実態が真逆のパターンですね。
目下の者が心の動きを表現したらとんでもない目に遭う可能性がありますよ。
元下っ端会員Aさんの会社では、社員全員が活力朝礼に不満でしたが、その中の1人は、心の動きとして、朝礼中は業務連絡以外は下を向くという動きで心を表現していました。
困ったAさんは、スーパーバイザーに相談。倫理指導の内容は「クビにしろ」ということでした。
スーパーバイザーの腰巾着信者たちも口を揃えて「業務命令違反だからクビになって当然」などと言いたい放題。
信者になれずに退会したAさんでしたから、活力朝礼を辞めるという選択肢を選びましたが、信者たちが相手ならどうなっていたか。
私もスーパーバイザーが「1番前の席に座われ」という倫理指導を無視という形で表現していたら、会員スピーチでさらし者に。
もちろん、その後、集団で倫理指導を受けたのは言うまでもありません。
エセ倫理の世界では、目下の者の心などどうてもいいんですよ。
信者たちの気分を良くするために心を表現することしか認められていません。
エセ倫理ですから、エセの心を表現しろと言うのであれば理解できますが。
この駄文を真に受けて、目下の者が心の動きを表現などしたら、とんでもない目に遭いますよ。