2025/09/18 幸福な王子

有名な児童文学の一つに、19世紀のアイルランドの作家、オスカー・ワイルドが記した『幸福な王子』があります。
ある国に「幸福な王子」と呼ばれる美しい王子がいましたが、彼は早くに亡くなりました。その死を惜しんだ人々は、町の中心に王子の銅像を建てたのでした。
やがて、その王子像は自我を持つようになり、町で暮らす人々の様子をつぶさに観察するようになりました。そこで困っている人々に自分が身に着けているサファイア、ルビー、金箔などの装飾品を届けるようツバメにお願いしたのでした。
時は経ち、冬が訪れた頃、王子像は装飾品がすべて無くなり、みすぼらしい姿になっていました。ツバメも徐々に衰えて、王子像の脇で力尽きたのでした。
その様子を見ていた神は天使に「この町で最も尊い2つの存在をここに運んできなさい」と命じると、天使は王子像とツバメを運んできました。この2つの尊い存在は永遠の命を授かり、楽園で幸せに暮らすようになったのでした。
困っている人がいたら、手を差し伸べることができる自分になりたいものです。

今日の心がけ◆困っている人に親切にしましょう

王子は自分の装飾品を全部剥がされてみすぼらしくなり、健気に手伝ったツバメは過労死。
まずは泥船から逃げる事をお勧めします。

感想例
王子が自分の持てるものを人々に分け与えた優しさはもちろんですが、それ以上に、今まで見えていなかった人々の暮らしに目を向けた、その視野の広さが大切だと感じました。私たちも日々の仕事に集中していると、どうしても自分の担当範囲のことばかり考えてしまいがちです。しかし、王子が町の様子をつぶさに観察したように、少し周りに目を配ることで、他の部署の人が何に困っているのか、お客様が本当に望んでいることは何なのか、といったことに気づけるのかもしれません。王子がツバメの助けを借りたように、一人でできることには限りがあると思います。私も、広い視点を持って周りと協力しながら仕事に取り組んでいきたいと思いました。

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2 件のコメント

  • 困っている人に親切にしましょう?

    エセ倫理では、困っている人がいたら、自分たちは手を差し伸べないけど、目下の者に手を差し伸べさせようとします。

    これに応じないと集団で倫理指導を受けます。

    また故意に困っているふり=エセ倫理の得意の下心丸出しのお涙頂戴で、人を騙そうとするのも得意です。

    これに応じないと、もっと酷い倫理指導を受けます。

    お涙頂戴に応じても、相手は親切にされたとか、恩に感じることは一切ありません。

    それどころか以前よりも態度が悪くなりますし、手を差し伸べた目下の者は困ることになりますよ。

    困っている人と困っているフリをしている人は全く別ですし。

    ちなみにエセ倫理を普及させることは、自分のためにならなくても、困っている人を助けることができるらしいですよ。

    エセ倫理では、困った人を助けるために、それをはるかに超える人を困らしているというのが現実です。

    2+
  • え?児童文学の内容をつらつらと並べて
    筆者はたったの2行の文でおしまいですか?

    子ども向けの内容なので最後まで綺麗なお話ですが
    実際にそんな銅像が立ってたら奪い合いになりますよ。
    「自分さえ良ければ他人の不幸なんて知らない。」
    「少しでも自分が楽に生活していきたい。」

    金になると踏んで一般人を倫理の道へ引きずり込み
    信者へとさせたい魂胆が見え見えの
    汚い大人たちの烏合の衆め。

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