2025/09/03 創業者の願い

滋賀県出身のK氏は、父が起業した会社に創業時から携わってきました。しかし当初は、地域の会合を優先し、会社を不在にする父を責めていました。
〈社長の分まで自分が会社を支えなければ〉という責任感で働き続け、その後にK氏が後継しますが、次第に経営者としての責任の重さを痛感していきます。すると先輩経営者から「創業者の願いを知っていますか」と問われたのです。
振り返ると、父が昔から口にしていたのが、近江商人の精神である三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」というものでした。
〈父は会社に愛情がなかったのではなく、会社を思うからこそ「世間よし」の精神で地域の発展に尽力してきたんだ〉と気づいたK氏。それから会社を発展させたK氏は、創業者と同様の願いで地域の発展にも尽力しています。
企業の後継者に限らず、親の真意を、同じ世代・立場になって理解できることがあります。その理解は自分の成長にもつながることを先の体験が教えてくれます。
改めて、育ててくれた人の願いに思いを馳せてみたいものです。

今日の心がけ◆育ててくれた人の願いを知りましょう

残念ながら「従業員よし」は入ってないようです。

感想例
自分が同じ立場になって、初めて親や上司の考えが理解できた、という経験は私にもあります。若い頃は、なぜこんなやり方をするのだろうと不満に思うこともありましたが、責任ある立場になると、当時見えていなかった様々な事情や配慮があったのだと気づかされました。本文のKさんが、お父様の行動の裏にあった地域貢献への想いを理解したように、表面的な言動だけで相手を判断してはいけないのだと改めて感じます。私も、目の前の仕事だけでなく、その指示の背景にある目的や会社全体のことを考える広い視野を持って、業務に取り組んでいきたいと思いました。

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3 件のコメント

  • 私が知っている2代目は、まるでダメ男です。
    創業者が偉そうで、従業員で出入りのサイクルが早かった。そこへ2代目の登場!
    今回の文章の内容は、そもそも2代目に読み聞かせるものであること。そして、こんなに綺麗事にしなければならないのは、倫理法人会の役員をやってもらってたりするからだ。
    こんな内容で従業員がどんな感想を言えば良いのだ?正直に、まるでダメ男の呼び方を「お粗末君」とでも言ってやろうか?

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  • 創業者の願いは、社員までエセ倫理で洗脳して、コキ使うことですか?

    仮に創業者も社員をコキ使う考えの持ち主でも、エセ倫理を利用するような人間よりはマシです。

    創業者は活力朝礼優先で「朝礼中ですので、折り返し電話をします」と得意先をないがしろにすることを願っているのですか?

    また奴隷会員や下っ端会員、信者企業で働く社員などを育ててくれた人は、エセ倫理で奴隷になることを願っているのですか?

    エセ倫理のやっていることは、目下の者を人を人とも思わずにやりたい放題ですよ。

    育てた子が、やりたい放題やられるのを願っている人はいませんよ。

    エセ倫理定番の言っていることと実態が真逆の定番パターンです。

    エセ倫理は「エセ倫理本部よし、信者よし、目下の者は奴隷よし」という三方よしというものでしょう。

    エセ倫理や信者たちの願いは知っても、その願いを叶えてあげることは絶対にしません。

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  • 某倫理法人会の主要なスローガンとやらは、「企業に倫理を、職場に心を、家庭に愛を」だそうですが、完全に形骸化してますよね。

    倫理とは、「社会や集団における人として守るべき正しい行動の基準や、善悪の判断を行うための普遍的な規範」な訳で、信者共はコレが根本から出来ていない。
    そんな職場で心配りなど有るはずも無く、心身共に疲れ切った状態で家に帰って愛が育まれる訳がない。

    創始者も草葉の陰で泣いておられるのでは?

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