2人兄弟のAくんとBくんは、いつも学校から帰るとおやつを食べます。
ある日、母親はおやつとして、バナナ1本、リンゴ1個、それにイチゴ8個を用意して、半分ずつ出そうと思っていました。
ところが、兄弟はその日、友達1人を連れてきたため3人で分けることになりました。それぞれの果物を分量も形も同じように平等に、かつ誰もが納得するように3等分することは、果たして可能でしょうか。
これは、1966年に発売されて以来、シリーズ累計100万部を誇るベストセラーになった多湖輝(たごあきら)氏の『頭の体操』で紹介されている問題の1つです。
心理学者である多湖氏は、固定観念を嫌い、物事には様々な見方があることを訴え続けました。
なお、この問題の答えは「ミックスジュース」にすることだそうです。たしかに、そうすることで果物を均等に3等分することは可能です。
決めつけたりせず、何事にも柔軟な発想で取り組みたいものです。
今日の心がけ◆柔軟に頭を働かせましょう
出ました、古のクイズ本を引っ張り出して「柔軟な発想が大事」とドヤ顔で語る、思考停止の極み。この「ミックスジュース」という答え、本当に「柔軟な発想」ですかね。ただの「問題のすり替え」であり「前提条件の無視」じゃないですかね。
問題は「分量も形も同じように平等に」分けることだったはず。ジュースにすれば分量は均等になりますが、「形」という条件は完全に消滅しています。顧客から「AとBとCの部品を寸分違わず3つに分けて納品しろ」と言われたのに、「全部溶かして混ぜて液体にしました!これで平等です!」って言ったら納得しますかね。柔軟な発想どころか、指示を理解できない、契約を履行できない無能な働き手そのものです。
経営側にとって、これほど都合の良い話はありません。「リソースが足りない?納期が無理?それは君の頭が固いからだ。柔軟に発想すればミックスジュースにできるだろ?」と、構造的な問題をすべて社員個人の「発想力不足」に責任転嫁できるのです。
「決めつけたりせず、柔軟に」という耳障りの良い言葉で、会社からの無茶振りや理不尽な要求を「クリエイティブな課題」であるかのように錯覚させ、労働者にさらなる自己犠牲と精神的努力を強いる。これは、労働者を安価にこき使うための、巧妙に仕組まれたプロパガンダです。
カルト怖い。
感想例
このクイズのように、一つのやり方にこだわると難しく見える問題も、視点を変えれば解決策が見つかるという話は、なるほどなと思いました。仕事でも、いつも通りの手順で行き詰まった時、「この方法しかない」と決めつけてしまうことが自分にもあるかもしれません。ですが、そもそも何のためにこの作業をしているのかという目的から考え直したり、全く違う方法はないかと周りの人に相談したりすることで、意外な解決策が見つかることもあるのだと感じました。私も、一つの考えに固執せず、広い視野で物事を捉える姿勢を大切にしたいと思います。
本の紹介
- 書名: 『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』
- 著者: 細谷 功
- 出版社: 東洋経済新報社
- ISBN: 978-4492555989
未知の問題に対して論理的な思考プロセスを用いて、筋の良い答えを導き出す「地頭力」の重要です。仮説思考や構造化、体系的な答えに至るまでの「思考の型」が大事。ご一読あれ。
混ぜてしまうとなんだか美味しくなさそうです。量については不公平に感じないでしょうが、味については不満がでそうです。
おやつって・・・いかにも昭和生まれの爺さんが好きそうな話題を引っ張り出してきたね。平等に分けなければならないという発想が昭和ですね。おやつを友達にも分けてあげようとする気持ちは大切です。そんな大切な友達なら優先して「バナナとりんごと苺があるけれど、友達くんは何が好きかな?」と優先して聞くでしょ。どれか嫌いなものがあってミックスジュースにしたら「要りません」と逆効果です。
何事にも「その場に応じた現実的で」柔軟な発想で取り組みたいものです。
エセ倫理定番の自分たちのやっていることと真逆のことを目下の者に求めるパターンですね。
エセ倫理や信者たちは、目下の者のことを無能で人間性も悪いと決めつけています。
しかし、自分たちは優秀で人格者と思い込んでいます。そして、自分たちは目下の者には何をやってもいいと。
信者たちは、このような固定観念で人と接するので、いろいろとトラブルが起こったり、他人に迷惑をかけているのです。
エセ倫理こそ、固定観念を捨てましょう。
まあ、この団体の「企業に倫理を」の倫理とは、目下の者を虐めたり、搾取することを指すような団体ですので、無理でしょうが。
毎日の内容を全部クイズにしよう。
で、感想なんか求めないで各々で謎解きする。
そういう冊子にすれば良いんじゃない。
職場の教養()なんかよりよっぽど有益だと思うわ。
決めつけたりせず、何事にも柔軟な発想で取り組みたいものです。
決めつけたりせず、何事にも柔軟な発想で取り組みたいものです。
決 め つ け た り せ ず 、 何 事 に も 柔 軟 な 発 想 で 取 り 組 み た い も の で す 。
確かにそうですね!
この職場の教養とか言う駄文を書かれている方にも是非見習って欲しいです。
え? 既にブーメラン刺さってる? ホントだ! 沢山刺さってる!
刺さりすぎると痛くなくなるのか、無神経だから沢山刺さっても痛くないのか、謎は深まるばかりです。
しかし、こんな駄文に紹介されてしまうとは…… 多湖輝氏も草葉の陰で泣いておられる事でしょう。
故人の名誉を傷つける行為に憤りを禁じ得ません。
ミックスジュースにすることです(ドヤァッ!)
書いてて恥ずかしくないんか?
くだらなさ過ぎて頭悪くなる
やっぱり、職場の教養のせいで多湖輝氏がdisられてる。
多湖輝氏の本は所謂なぞなぞ的な答えが多いのであまりdisらないで下さい。
ちなみに、私の答えは……
問題文から母親及び兄弟のA君とB君のだれかはそれぞれの果物を分量も形も同じように平等に、かつ誰もが納得するように2等分することが出来ると読み取れるので、バナナ1本とリンゴ1個を持った母親もおやつに参加してバナナ2本、リンゴ2個をそれぞれ2棟分、イチゴを2個づつ分ければOK! となりました。
え? 後から足すのは反則? いえいえ、ミックスジュースも作るのに牛乳・砂糖(シロップ)・氷・レモン果汁等を足しますので、それに比べたらたった2種類しか足してませんので問題ないです。