2025/05/10 涙のカレーライス

食卓にカレーライスが出ると、A氏は叔父のことを思い出します。 叔父の影響でA氏は高校まで10年以上、野球に打ち込んでいました。高校2年生のある時、叔父の知人で社会人野球で活躍中のB氏と会った際、野球の魅力を聞かされ、最後には、B氏が使用していたグローブをプレゼントされました。 高校生のA氏にとって、それは忘れられない思い出となりました。叔父からは「お礼を伝えるように」と言われましたが、A氏は練習に熱中するあまり、叔父との約束を忘れてしまいました。 1ヶ月が過ぎた頃、叔父から「何か忘れていないか」と呼び出され、A氏は礼を欠いた点を厳しく注意を受けました。 悔しさと申し訳なさで涙が溢れたA氏に、叔父は「その涙、大人になっても忘れるなよ」と言い、涙と共に食べたカレーライスは思い出の味となったのです。 50代になったA氏はカレーライスを前にする度に、〈職場や家庭で、信じる気持ちで誰にでも寄り添っていきたい〉と、感謝の念が沸いてくるといいます。

今日の心がけ◆感謝の気持ちを大切にしましょう

この文章の一見美しい話の様に感じますが、本質は違いますよ。
「会社や上司の恩情に感謝し、不平不満を抱かずに従順であれ」という無言の圧力をかけ、それを組織への忠誠心や、理不尽な状況への忍耐を強いるための道具として利用しようとする意図があるように感じます。個人の内面的な感情を巧みに利用して、経営側に都合の良い従順な人材を育成しようとするための一種の洗脳ではないかと疑ってしまいます。
カルト怖い。

感想例
私も、日々の業務の中で、誰かに助けてもらったり、教えてもらったりすることがたくさんあります。その時は「ありがとうございます」と言葉にはするのですが、後になって、あの時もっとしっかり感謝の気持ちを伝えられただろうか、と反省することがあります。A氏が50代になってもその時の気持ちを忘れずに感謝の念が沸いてくるように、私も一つ一つの出来事や人との関わりの中で感じた感謝の気持ちを、もっと大切に心に留めておきたいなと思いました。そして、できる限り、その気持ちを相手に伝えていけるように努力したいです。

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4 件のコメント

  • 筆者は、真面目に、自分が作った話を若者が聞いて何て思うのか?そこまで気を遣って文章を作るべきです。さて、100人の若者がこの文章を読んで、何人が感謝の気持ちを大切にしようと本気で思うでしょう。

    2+
  • 感謝とは「感じたことを言葉で射る」ということですが、エセ倫理はどういう意味で感謝という言葉を連発しているのでしょうか?

    「活力朝礼を辞めろ」というのも感じたことを言葉で射ていると思いますし、「普及活動のFAXが1日3回も迷惑」というのも同じですよ。

    エセ倫理や信者は、こういう気持ちを大切にしますか?大激怒するでしょうが。そして、目下の者がしてくれたことに感謝しますか?感謝どころか次から次へと要求して、食いものにしようとするでしょうが。

    エセ倫理の感謝とは、倫友価格の安い給料をもらっていることに感謝して、「犬になりなさい」ということです。某福祉系信者は社員が「犬になります」と言ったことを会員スピーチで喜んで自慢していましたよ。これを見習いなさいということでしょうが。

    感謝のような有難い言葉を使って、人を騙すのがエセ倫理の手法です。しかし、エセ倫理を非難するとすぐにキレて、本性を現しますので、上手くいきません。

    2+
  • 話がおかしい。B氏に会って話聞いて最後にグローブもらったなら、その時お礼言うでしょ。仮に忘れてたとして、申し訳なさはいいが、悔しさと涙が理解できない。

    3+
  • 読み手の心に残るよう、もっと描写や心理描写を丁寧にしましょう。

    『涙のカレーライス』

    食卓にカレーライスが並ぶと、A氏の胸には、ある日の光景がありありと蘇ります。
    それは高校2年生の夏、部活動帰りの汗がまだ乾かぬ頃のことでした。
    野球一筋だったA氏にとって、叔父の存在は特別でした。小さな頃からキャッチボールをしてくれ、試合にも欠かさず足を運んでくれた人。
    ある日、その叔父が「ちょっと顔を出してほしい人がいる」と言い、連れて行ってくれた先で出会ったのが、社会人野球で活躍中のB氏でした。
    B氏は飾らない言葉で野球の魅力を語ってくれ、話の最後には、なんと自分が使っていたグローブをA氏に差し出しました。
    「このグローブ、君になら渡してもいいと思った。大切に使ってくれ」
    その瞬間、A氏は言葉にならないほどの感動に包まれました。
    帰り道、叔父がぽつりと言いました。
    「感謝の気持ちは、ちゃんと伝えるんだぞ」
    でも――その言葉を、A氏は忘れてしまいました。
    練習に夢中になるあまり、B氏へのお礼を言うことなく1ヶ月が過ぎたのです。

    ある晩、叔父に呼び出されました。
    「……何か、忘れてないか」
    静かにそう言った叔父の目は、いつになく真剣でした。
    その瞬間、A氏はすべてを思い出し、胸の奥がぎゅっと締めつけられました。
    何よりも悲しかったのは、あのグローブをくれたB氏の気持ちを、そしてそれを大事にするよう教えてくれた叔父の気持ちを裏切ってしまったこと。
    込み上げる涙を抑えきれず、声を上げて泣きました。
    そんなA氏に、叔父は一言だけ言いました。
    「その涙、大人になっても忘れるな」
    その晩、叔父が作ってくれたカレーライスの味は、今でも忘れられません。
    何も言わずに出された湯気立つ一皿に、温かい思いやりが込められていました。

    それから数十年。
    50代となったA氏は、今や職場でも家庭でも頼られる存在になりました。
    ふとカレーライスを前にしたとき、あの晩の出来事が心に浮かびます。
    「ありがとう」を伝えることの大切さ。
    言葉で伝える勇気と、思いを受け止める心。
    A氏は今日も、誰かの気持ちに耳を傾け、感謝の気持ちを胸に歩んでいます。

    今日の心がけ◆感謝の気持ちを、大切にしましょう。それは、心と心をつなぐ、何より温かい絆です。

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