A子さんは、輸入食品を販売する店で働いています。
あるとき、店長から「たしかA子さんは、学生時代に美術部でしたね。もし良ければ、黒板アートでおしゃれな絵を描いて、お店の雰囲気を盛り上げてくれませんか」と提案されました
学校を卒業後は絵画から遠ざかっていたので躊躇しましたが、もともと描くことが好きだったA子さんは、思いきって引き受けることにしました。
店舗の入り口に置かれた黒板に、商品の紅茶や缶詰を、季節の花やイベントの絵柄を添えて、チョークでカラフルに描きました。
店長や同僚はいつも「素敵ですね」と褒めてくれます。また、お客様からは「プロの方が描いたのですか?」「この絵を見るのが楽しみで、お店に来るんですよ」といった声が寄せられ、A子さんは嬉しく、自信がつきました。
A子さんは、その後もやりがいを実感しながら店舗装飾に励んでいます。自分の持っている個性や特技を活かして会社に貢献したいものです。
今日の心がけ◆個性や特技を活かしましょう
A子さんは部品の製造工場でライン工をしています。
「A子さんは確か司法書士の資格を持ってたよね。今度新しく会社を作るんだ。登記を行ってくれないかな。」と提案されました。
みたいな話だったら、「ちょっとおかしくないか?」ってなりませんか?
黒板アート程度だったタダでOKみたい感覚になってませんか? 受けるのは個人の自由ですが、それをあたかも美談の様にまがいなりにも全国紙で語って良いんですかね。
感想例
正直、わたしにはあんな風に自分の好きなことを活かせる自信はあまりないのですが、ちょっとでも得意な面が仕事の役に立つようにしてみたいと思います。普段の作業だけで手一杯なのが正直なところなのですが、職場のみんなで協力してイベント用の飾りつけをする際などに、自分にできる小さな工夫を少しずつ提案してみたいと思います。
言い方間違うと、デザイン=タダみたいな感じに捉えかねないですよね。
関係する仕事をしているので、あまりいい気持ちはしないです。
これもしかして労働時間外にやってないよな
店長が言ってきたという事は仕事だからな
いくらA子さんが労働時間外でタダで良いと思っていても世間にその考えが広まったらサービス残業を広める事になってA子さんも悪者になるんだぞ
やりがいを感じるのは良いが社会の一員として社会に害になる言動をやってはいけない
またA子さんの給料とデザインを外注に出した場合の金額の差が大きい場合は世の中のデザイン仕事の価値を落とす事にも繋がるからな