2023/10/12 国菌

子供の頃に食べていた家庭料理「おふくろの味」は、大人になってからもふと食べたくなるものです。山形県の実家を離れて十五年のAさんは、帰省する度に母の手料理を楽しみにしています。
正月は雑煮、お盆は郷土料理である「だし」など、子供の頃から食べていた煮物や味噌汁を食べると、心が満たされホッとするのです。
そんな「おふくろの味」に欠かせない味噌や醤油などの調味料は地域や家庭によって様々ですが、どれも日本人が古くから慣れ親しんできた発酵食品です。
これら発酵食品に欠かせないのが麹菌です。麹菌にはいくつか種類があり、黄麹菌は醤油や味噌、日本酒、白麹菌は焼酎、黒麹菌は泡盛、といったように用途によって使い分けられています。
二〇〇六年十月十二日に日本醸造学会は国を代表する菌として、麹菌を「国菌」に認定しました。先人の知恵と工夫によって生み出された発酵食品を擁する日本の食文化、そして調理する人々への感謝を深めたいものです。

今日の心がけ◆食への感謝を深めましよう

一番言いたい事は、「先人の知恵」の部分ですかね。数十年や数百年程度の先人ではなく、まず35億年前に誕生した単細胞生物に感謝して下さい。感謝の対象が自分の考えが及ぶ範囲に限定されていてアホ見たく見えますよ。
そもそも発酵食品を擁しない食文化ってあるんですかね? 「日本凄い」って一時期TVでやたらやってましたが、仕込みだとは思いまずか気分が良いもんじゃないですよね。どうでも良い事を1つ取り出して日本凄いってやってると、そのうちなんでもかんでも日本起源説を唱え始めるようになりますよ。

感想例
何気なく食べている物も先人からの知恵で出来ている事が分かりました。
私たちの生活や仕事は、先人が残した文化の偉大さを認め継承した上で進歩させていかなくてはならないと強く思いました。(まず勉強になりました感を出してから、感想を言うと効果UP)

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