2023/10/02 雑用

雑用や雑務と耳にして、どのような印象を抱くでしょう。「さして重要ではない作業」と軽視することはないでしょうか。
ある製造業の会社では、朝の清掃や終業時の後始末を念入りに行なっています。しかし、勤務するＡさんは、それらを雑務と考えており〈掃除する時間を製造に充てれば作業時間が増えるのに〉と不満に思っていました。
そんなある日、先輩から「自分で毎日機械や道具を手入れするようになってから、不思議と故障が減って仕事が捗るようになった。物に愛着がわき、以前よりも大事に扱えるようになった」と、教えてもらったのです。
また、この会社は製造技術もさることながら、清掃の行き届いた自社工場を見学した取引先から信頼を得て、受注が増加傾向にあるといいます。
〈自分か雑務と感じる作業ほど、実は会社に欠かせない業務なのかもしれない〉と思い直したＡさん。以来、清掃や後始末はもちろん、伝票の入力や書類の発送など、小さな頼まれごとにも快く対応しています。

今日の心がけ◆どんな仕事も大切にしましょう

2つの考えがありますね。

1つ目　どうでもいいと思っている会社の場合
始業時間内だったらやれって言われた事をやってればいいだけ。わざわざ反論したり意見を言ったりするだけ無駄。就業時間外でその作業をやらせているんだったら即労基署に報告。

２つ目　やる気のある社員の意欲をそぐ
自分の意見をもって仕事をするような製造業では稀有な社員のやる気をそいでますよ。もし彼が技術者だったら絶対に雑務をさせてはダメです。技術者って自分が好きな事に対しては寝なくてもやり続けますけど、嫌いな事は完全に手を抜いてできれば自動化出来ないかを考え始めます。

感想例
いままであまり気にしないでしてきた掃除ですが、掃除にはこの本に書いてあるような効果がある事を知りました。直接的な事よりもその後の気持ちの変化に起因する事の方が大きい気がします。
今後もより一層掃除に力を入れていきたいと思いました。(笑)