東京都墨田区で製靴業を営む廣川雅一氏は、創業時からの企業理念「品質至上主義」を守り、一九七八年に靴の企画から仕上げまで、ほぼ全工程を社内で行なう自社ブランド「スコッチグレイン」を立ち上げました。
すべてが日本製で、価値ある靴を手に入れやすい価格帯に設定しています。また、取引先の問屋やメーカーだけでなく、直営店を通じて顧客にも訴求して、着実に業績を上げていきました。
工場ではおよそ百人の職人が、昔ながらの製法で手間を掛けてこだわりの靴を作ります。大量生産やコスト競争が激化しても企業理念を守りつつ、若い職人を一から育て上げて、新たな企画に挑戦するチャンスを与えているといいます。
顧客と直接取引するなど新たな挑戦を続けている廣川氏の理念は、時代が変わっても企業が存在し続ける価値を高めているといえそうです。
私たちも会社の理念をよく理解し、存在意義を見いだすことから始めて、これからの時代に、何を変え、何を残すべきかを考えていきたいものです。
今日の心がけ◆社会に果たす使命を考えましよう
被雇用者に何を考えろと言うんですかね。会社の理念と違う事を考えて実行したらおかしくないですか?
感想例
普段なにも考えないで仕事をしている事が多いと思いますが、会社の理念を今一度理解して日々の業務に当たりたいと思いました。
6+
管理人さんの言う通りです。
経営理念を語るなら、経営者に言えば良いでしょ。
今までの時代も、これからの時代も、必要ないのは「倫理法人会」でしょう。
社会に果たす使命、義務は納税、勤労だろ?それ以外何がある?