2021/07/16 渋沢栄一の報恩
二〇二四年に一新される一万円紙幣の表の図柄は、渋沢栄一です。渋沢の働きは、生涯に約五百社の企業と約六百の社会公共事業の支援を行ない、民間外交にも尽力するなど多岐にわたり、近代日本の礎を築きました。作家の城山三郎氏は、渋沢…
二〇二四年に一新される一万円紙幣の表の図柄は、渋沢栄一です。渋沢の働きは、生涯に約五百社の企業と約六百の社会公共事業の支援を行ない、民間外交にも尽力するなど多岐にわたり、近代日本の礎を築きました。作家の城山三郎氏は、渋沢…
日本が近代的な著作権法を備えたのは、一八九九年に制定された時です。その後、数度の改正がなされ一九七〇年に、現行の著作権法が制定されました。現在施行されている著作権法の第一条には「……文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著…
フランス革命時代の随筆家で、「人間の生き方」を哲学的に考察したジョセフージユベールは、膨大な手紙とノートに、様々な格言を遺しました。その一つに「我々の信用は、我々の一つの財産である」という言葉があります。一般に、有形の財…
Tさんは、ベランダに置いた水槽でメダカを飼い始めました。オレンジ色のヒメダカが一番多いのですが、中には黒や白、銀色のメダカもいて、水の中でゆらゆらと揺れる姿が幻想的です。Tさんは「自分にとっては、ベランダでメダカを眺める…
サガリバナという花を知っていますか。その名の示す通り、枝から垂れ下がった花で、日本では奄美地方や沖縄地方に自生します。花が一夜しか咲かないため、「幻の花」とも呼ばれています。この花の見頃は梅雨明けの初夏で、日が落ちる頃に…
日本の夏の風物詩の一つに「蛍」の鑑賞が挙げられます。「蛍」が日本の文献に初めて登場したのは、およそ千三百年前、奈良時代に編纂された『日本書紀』の記述です。但し、当時の蛍は、現代の印象とはまったく異なり、邪悪な神の象徴とし…
アカハライモリは、名前の通り赤い腹に黒い斑点を持つ両生類です。見た目は爬虫類のトカゲに似ていますが、トカゲと違うのは、普段は淡水に棲み、皮膚呼吸することです。アカハライモリは、ほかの動物にない優れた再生能力を持ち、手や足…
「春はあけぼの」とは、清少納言が書いた『枕草子』の冒頭の有名な一節で、「夏は夜。月のころはさらなり……」と続きます。日中の暑さが収まり、夜風の涼しさに加えて美しい月が出ていれば、なお趣が深い、といった意味になるでしょうか…
取引先の会社を訪問した時、「コーヒーとお茶、どちらがよろしいでしょうか?」と聞かれたら、どのように答えますか。例えばコーヒーを頼む場合、「コーヒーでいいです」「コーヒーがいいです」と答える場合があるでしょう。「で」と「が…
七月の異称は文月です。旧暦の七月は、現代の暦では八月頃にあたります。文月の語源には諸説あるようです。その一つに、「七夕に、願い事や短歌を短冊に書いた」ことから、文をしたためる月になったという説があります。一口に「文」とい…
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