2020/09/22 父からの教え

Aさんはお彼岸のため、久しぶりに家族で帰省しました。実家からほど近い所にあるお墓には、十数年前に亡くなった父が眠っています。
墓地に到着すると、墓石が雨風で汚れ、雑草が生えていました。〈年老いた母では、定期的な管理が難しいのかな…〉。そのようなことを思いながら、Aさんは掃除を始めました。しばらくすると、父との思い出が蘇ってきたのです。
小学生のAさんが、父に連れられてお墓参りをした時のことです。父が「ご先祖様が居る場所だからきれいにしよう」と、掃除の仕方を教えてくれました。
雑草は手で一本ずつ抜くこと、土のある所は箒でしっかり掃くこと、墓石は雑巾で磨き上げることなどを、身振り手振りで教わりました。
〈こんなにていねいにするものなのか〉と当時のAさんは思いましたが、大人になった今、父と同じことを自分の子供たちに言っていることに気づいたのです。
Aさんが「おじいちゃんが眠る場所だから、きれいにしようね」と言うと、子供たちは一生懸命、掃除をしました。その姿を微笑ましく思ったAさんです。

今日の心がけ◆良い慣習を後世に伝えていきましよう

理屈的な事を言いますよ。「良い習慣」って何よ。良いとか悪いってその人の立場で変わるものでしょ。戦時中だったら人を多く殺した方が良いですし、シーシェパードにしてみれば日本の捕鯨船に迷惑行動をする事が良い事でしょ。

最初は良い事だったのに後々悪い事になるなんて事はいっぱいいりますし、その逆もしかりです。

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5 件のコメント

  • 「職場の教養」と言う題目から内容がかなりかけ離れて来たので、そろそろ新しい冊子名を募集いたします。

    例)世にも奇妙な昔話

    パクリ大歓迎

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  • こいつら墓掃除ばっかしてるから、
    倫理研究所の職員で墓掃除の会社を立ち上げてみてはどうでしょうか?

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