2019/08/06 祖父母との思い出

八月は故郷へ帰る人も多いでしょう。各地から家族や親戚が一同に集まり、皆でお盆を迎えるという人も多いのではないでしょうか。
久しぶりに、Ｎさん一家がお盆に実家へ帰省した時のことです。すでに親戚が集まり、仏壇のお供え物などの準備が進められていました。
皆、忙しく動いていたため、Ｎさんも一緒に手伝うことにしました。幼い頃。Ｎさんはお盆になると仏壇にお供えを飾り、亡くなった先祖を迎えるために、両親と一緒に迎え火を焚いたことを思い出しました。
しかし、ここ数年は仕事に追われていたため、〈自分を可愛がってくれた亡き祖父母を思い出さずにいたな〉と気づいたのです。
Ｎさんは先祖や両親のお蔭で今の自分があり、家族がいるのだと思い起こしました。
先祖に気持ちを寄せる機会を持つことは大切です。先祖とのつながりを知る行事を次の世代に伝えたいものです。

今日の心がけ◆日本の文化を継承しましよう

今回は趣向を変えて模範解答を書いてみようかと思います。

地球上で有性生殖の原型が出来てから12億年が経過し、我々は集団としての遺伝子を存続させるための殻に過ぎない肉体を、先祖と言う概念を持って祀るという思考をするに至ったわけです。

今ででさえ殆どの動物は、先祖と言う概念は無く肉体は集団としての遺伝子の殻に過ぎないわけです。そして有性生殖の動物は無性生殖の生物に比べはるかに高機能です。

これは、有性生殖のおかげで伝子の突然変異を集団に早く広める事が出来たからです。そう考えると無性生殖では存在しない死が我々を進化させたと言えると思います。

我々の死は遺伝子の突然変異の拡散の為に存在し、そして我々は生物誕生以来数十億年分の先祖の遺伝情報を持っています。次の世代に次ぐ事、種としての存続を個より優先させる事が大切であるという事を改めて認識しました。