K君は今年一月、初めて自分の車を手に入れました。雪の降る地域のため、先輩のTさんに教わりながら、スタッドレスタイヤに交換することにしました。
K君は、Tさんにタイヤ交換のやり方を丁寧に教わりましたが、なかなか上手にできません。
そこには、日頃のK君の仕事のあり方が表われていました。いつも、「自己流でやって失敗する」ということを繰り返しています。
しかし、タイヤはしっかりと締めなければ、大事故になりかねません。また、タイヤをジャッキで上げたまま締め付け過ぎると、ブレーキが痛みます。
見かねたTさんが、「ナットを締める時は、二時の角度から下に力を入れると簡単に締めることができるよ。K君のように八時の角度から上に締め上げることは、余計に力がいるから」とアドバイスしました。
その言葉通りにやり、違いに歴然としたK君は、ハッと息をのみました。「普段、人の話をしっかりと聞いていない自分の頑固さ」に気づいたからです。
今日の心がけ◆人の話をしつかり聞きましよう
ブレーキは痛まないだろw
ナットを締めた程度でブレーキが痛んだら普通にブレーキを掛けたら壊れるレベルだって。
たいがいの車はドラム式です。ディスクブレーキでもハブの部分にハンドブレーキ用のドラムブレーキが組み込まれています。
構造はいたってシンプルでシューをドラムに押し付けるだけです。構造的に一番力が加わる場所は、シューとバックプレートの接合部だと思います。
それを100Nm程度の力でナットを締め付けた所で痛むはずがありません。
ただ問題なのは、ハンドブレーキの引きが弱い場合ナットの締め付けの際に車載ジャッキが倒れる事です。
また、後輪駆動の車の前輪にはハンドブレーキがありまんのでナットを締める事が出来ません。
ですので、ナットを締める場合は「タイヤが地面に接する程度にジャッキを下げ、規定トルクで締め、一定距離を走行した後、再度規定トルクでナットを締める」と言うのが正しいやり方ななっています。
「ナットを締める時は2時の方向から」とかどうでもいいです。規定トルクで締まっているが大事です。トルクレンチを使っても素手で締めてもナットランナーで締めても良いですが、規定トルクにして下さいという事です。
何が言いたいかと言いますと、マニュアル読めという事です。
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