Bさんは休日に、体の不自由な人のための外出ボランティアをしています。
施設での日常生活を離れ、ショッピングや美術鑑賞などの娯楽を楽しんでもらうものです。具体的には車椅子を押して、その人が行きたい場所へ、公共の交通機関を利用して行き、その間に食事、トイレなどの介助をします。
Bさんが毎回感じるのは、行く先々で出会う人たちの優しさです。レストランの店員であったり、エレベーターに乗る際の同乗者であったり様々です。
皆、率先して譲ってくれたり、手伝ってくれたりします。自分も含めて、普段はお互いに無関心で、親切にされることはないのにと、不思議な気がします。誰もが実は、優しい真心を持っていることをそのつど感じます。
性善説では、井戸に落ちそうになっている幼子を見かけた時、人は誰しも利害に関係なく、思わず救おうとするというたとえがあります。
その真心を小出しにしないで、いつも出せる自分になりたいと、改めて思うBさんでした。
今日の心がけ◆いつも親切にすることを心がけましよう
性悪説でも井戸に落ちそうな子は助けますよ。成長して悪行を学ぶのが性善説で、成長して善行を学ぶのが性悪説です。
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