かつて、日本人の暮らしは、日常生活すべてが運動でした。家事や育児、通勤や通学、農作業など、身体を使わずにできるものは一つもありませんでした。
清掃一つをとっても、雑巾掛けで四つん這いにたり、背伸びをして、はたきで天井の埃を払ったり、足腰や肩甲骨も存分に動かしていたのです。
階段の昇り降りも日常、頻繁に行なわれていました。ところが最近では、エレベーターなどの機器の発達により、あまり階段は使わなくなりました。
下半身の筋肉運動となっていた階段の使用頻度が減ることで、筋力の著しい低下を招いてしまいました。筋力と健康には高い関連があります。健全な身体作りにはある程度、重力に抗う意味での刺激が必要です。
大切なのは、億劫がらずに、喜んですすんで身体を使うことです。昇降機器の使用を減らせば節電にもなり、一石二鳥です。
膝や腰に痛みが出る人は気をつけなければなりませんが、努めて階段を利用しましょう。にっこり笑って一歩昇れば、その効用は計り知れません。
今日の心がけ◆こまめに身体を動かしましよう
冒頭で「日本人の暮らし」って言ってますけど、日本人に限らず全ての人類においてそうですから。
良い道具が出来て、機械化が進んたおかげで、全員が食料の為だけ時間を使わなくても良くなり分業化が進み科学技術がより進化したんですよ。
エレベーターを使えば、時間の節約と体力の温存が出来、旧来出来なかった事をやれるようになるんですよ。
よくこの本では「スマホとかパソコンに頼りすぎてそれかなくなった時にはどうしようもなくなる」みたいな事を言っていますが、それのおかげでこの本の著者が若い頃にしていた仕事の量の数倍を今のビジネスマンはこなしているんです。
ファイル管理、資料の作成、調べ事、数えればきりが有りませんが、全ての仕事で比べ物にならない位に効率化しています。
農業なんか典型的で、数十年前は10人で大変だった仕事が一人で出来るんですよ。しかも昔より短時間で体力も使わずにです。生産効率で言ったら私の感覚では50年で100倍位だと思います。
自動車の自動運転が出来たら移動中に運転以外の事が出来るんですよ。夢の様です。そのうち移動しなくても仮想空間で済ませる事が増えると思いますし、どうしても現地まで行く必要がある場合は、現地のレンタルアバターに五感を接続してあたかも現地にいるかの様になるかもしれません。
手術用のダビンチみたいなもんです。
余談ですが、戦闘機や重機に人が乗る必要はありますか? 高精細なHMDがあれば事足りると思いません?
可能な限り機械に頼って空いた時間を他に使う様にしたいと思います。筋力が必要無いのであれば進化の過程で無くなるはずです。不要な物は無くなって必要な物がより強化されるでしょう。
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