2018/06/22 自社製品に惚れ込む

二十代前半だったN氏が、地域の進学塾にコピー機の飛び込み営業に行くと。すでに競合他社の最新機器をお試しで使用していました。
「うちの新しい機械を一週間使ってみてください」と伝えると、対応にあたった塾長は「タダならいいよ」と了承し、貸し出すことになりました。
その日からN氏は、一日三回訪問し、「絶対に紙詰まりするなよ。がんばれよ」と機械に語りかけながら、布ウエスで磨き続けました。しかし、一週間後、塾長から「今回は他社の機器を使いたい」と断られてしまったのです。
N氏があきらめかけたその時です。五人の女子職員が立ち上がり「塾長、Nさんは毎日ぶつぶつ機械に何かつぶやきながら磨いていました。このコピー機をぜひ導入してください」と力説し、塾長を説得するという奇跡が起こりました。
N氏は「お前がちゃんと動いてくれたから」と機械に抱きついて号泣しました。三十余年後の現在、OA機器を取り扱う経営者となったN氏は、「物は生きているからこそ、惚れ込んでお勧めしよう」と、営業魂を社員に伝えています。

今日の心がけ◆製品に愛情を込めましよう

・3時間おきに何かと理由をつけてコピー機を磨きに5人の女がいる事務所に足繁く通う変態。
・3時間おきにブツブツと何かを言いながらコピー機を磨きに来る人は気持ち悪いけどイケメンなのでこのコピー機を導入して下さいと言う5人の色欲女。
・3時間おきにブツブツと何かを言いながらコピー機を磨きに行っていた変態は30年後に社長になり、「物は生きている」などと世迷い言を言い、営業魂こと根性論で社員を抑圧している。

という理解でよろしいでしょうか。

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6 件のコメント

  • 古いの適当に読んでいたらとんでもなくキメエ回に遭遇した。
    倫理研究所の教義には無機物を生物と捉える教えがあるのか?
    日本は八百万の神ともいうし、物に愛着わくのもわからんでもないが、過激すぎるだろ。度が過ぎる。
    こんなもん朝から読ませ続けていたらまともな新入社員は逃げ出すぞ。

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  • 物には全て神が宿っているそうです。
    但し、神にも良い神、悪い神がいて、時々悪い神は「新型ウィルス」等に変態し、世間を騒がせます。
    全て倫理法人会の仕業です。

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  • 私はこの回の頃はまだ信者企業に入っていませんでしたので、今日初めて読みました。
    とんでもないですね。
    これは私が今まで見てきた中では最高の傑作です。
    この回を印刷して、倫理法人会はこういう教えをしている宗教なのだと宣伝してあげようと思います。
    私は倫理法人会の実態を伝えたいだけだし、倫理法人会にとっては自信を持って書いたありがたい文章なのだから、布教の邪魔にはなりませんよね?
    誰にも迷惑をかけず、正確な事実のみを伝えていこうと思っています。

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