コップ半分の水を見て、〈もう半分しかない〉と思う人もいれば、〈まだ半分もある〉と思う人もいます。同じ事柄でも、受け止め方は人それぞれです。
家を出て、駅に向かって歩いていたYさんは、ふと、バッグの中に手を入れました。いつも内ポケットに入れている定期券がありません。バッグの中身を全部調べましたが、やはり見つからないのです。
踵(きびす)を返して家に戻ると、前日に使用したバッグの中に、定期券は入っていました。無事見つかったことにホッとしたのも束の間、〈あーあ、二十分も時間を口スしちゃったなあ〉と、虚しさが湧いてきました。その時です。
〈駅の改札前で気づいて、家へ戻ったとすれば、一時間ものロスになる。家に戻らず、切符を買えば、千円の出費だった。あの時気がついて良かった!〉。そう思い直したYさんは、足取りも軽く、再び駅へと向かいました。
外出前に持ち物を確認することの大切さと共に、出来事のプラス面を見たほうが良いと実感した、朝の小さな一幕でした。
今日の心がけ◆出来事をプラスに捉えましょう
このプログを始めたのが2016年12月1日です。早速同年12月7日でdisってます。
それがコレ。「2016/12/7 プラスの視点で捉える」です。
その時の感想をコピペしときます。
—以下コピペ
小学生に話すような、
レベルの低い道徳の内容を、
都合のいい作り話で説明して、
ピントの外れた「今日の心がけ」で、
無理矢理落とす。
まさに下種の極み。
これに尽きますな。
今日の職場の教養でも少し触れていますが、よくプラス思考は良いみたいな内容があります。
プラス思考とは何なのかを知っていますか?
こじらせたプラス思考は、アメリカではポジティブシンドロームと言われていますし、日本ではポリアンナ症候群としてある程度認知されていると思います。ポリアンナとは、ハウス名作劇場の「愛少女ポリアンナ物語」の主人公のポリアンナの良かった探しが元となっています。良かった探しとは、「直面した問題の中に含まれる(微細な)良い部分だけを見て自己満足し、問題の解決にいたらないこと」「常に現状より悪い状況を想定して、そうなっていないことに満足し、上を見ようとしないこと」です。
でどうして、プラス思考が発生したかと言いますと、これまた長いのですが、
19世紀にアメリカに渡ったプロテスタントの中のカルヴァン主義の恐怖政治にも似たぎっちぎっ
極めて精神論的で非論理的なプラス思考をこじらせると、朝礼でスローガンを大声で
過酷な条件下で酷使されてネガティブ思考に陥ったり反抗的になったりしがちな社員を鼓舞するため、ありもしない展望を掲げて希望を抱かせたり、パワハラを愛の鞭と言い換えたりして、ポジティブ思考を強制するわけです。
まさに鬼畜の所業であります。
今回の話の内容では、物事をプラス思考で考えるのは勝手にやってくれて良いけれど、結局、反省しているの?していないの?