北陸地域で紙製パッケージを企画・製造するI社。同社が手掛けているジッパー付きパッケージには、一つのエピソードがあります。
今から二十年前、新卒の営業社員としてKさんが入社しました。彼は元気で明るく、すぐに社内のムードメーカー的な存在となりました。それまで大人しいタイプの社員が多かった職場の雰囲気は、活気に満ち溢れていきました。
ところが八年後、Kさんは若くして病死してしまったのです。誰からも慕われ、リーダー的立場に成長していただけに、喪失感と悲しみにつつまれました。
数年後、I社長は、Kさんのお墓参りに行きました。その数日後、亡くなったKさんの知人から突然、パッケージ制作の依頼が舞い込んできたのです。
偶然といえばそれまでですが、お墓参りを通じて、〈Kさんが仕事を運んできてくれたのだろうか〉と思わずにはいられませんでした。
以後、ジッパー付きのバッケージは、取引先のロングセラー商品となりました受注更新の度に、I社長は、在りし日のKさんの姿を思い出すといいます。
今日の心がけ◆つながりへの感謝を深めましよう
そんな感想を求めているのでしょうか。
自分の似たようなエピソードを話すとか、似たエピソードは無いが何時か訪れる繋がりのために日ごろから人との繋がりを大事にしたいとか、歯の浮く様な感想でしょうか。
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亡き父、亡き社員・・・死んだ人を商売道具、話の種にするな。