今から約千二百年も前にまとめられた『万葉集』に、七夕を詠んだ歌が百三十首余りあります。七夕は、古くからの行事であることがわかります。
天の川 楫の音聞こゆ 彦星と 織女と 今夜会うらしも
歌の意味は、「天の川に楫の音が聞こえる。彦星と織女星が今夜会うに違いないことよ」です。星空へ抱くロマンは、昔も今も変わらないようです。
ところで、七夕を新暦の七月七日に行なうと、梅雨の真っ最中となってしまい、晴れる確率は二十数%しかありません。しかし、旧暦で行なえば、一ヵ月ほど遅くなるため、晴れる確率は五十数%と高くなります。
天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ
これは、「広々とした大空の海に雲の波が立って、月の船がたくさんの星の林の中に漕ぎ隠れて行くのが見えることだ」と、船の形をした上弦の月が、天の川を渡る様を歌っています。
夏の夜には星空を見上げて、星の光を愛でてみましょう。
今日の心がけ◆夏の夜空を見上げましよう
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何回も言ってますが、今日の心がけが本文を台無しにすると思うんですよ。
本文を読んで「へー」ってなっても、今日の心がけで「え?」ってなると思いませんか?
この本文だったら「七夕で一首読んでみてはいかがでしょうか」みたいな感じだと思いますよ。
[amzassociates]
1+
子供の頃に見えていた天の川は、街の明かりで既に見えません。
万葉集はどうでも良い。
銀河の中心を再び感じたいと思っています。
子供達に見せてあげたい。
今、東京でこの話ししたって、何も感じないでしょう。
地方と見える星の数が違うんだから。