『川は生きている』という小学生向けの本があります。「水道のじゃぐちをひねるとき、あなたは、その水が、どこから運ばれてくるか、考えたことがありますか?」という問いかけから始まるこの本は、一九七八年に刊行されました。
著者の富山和子氏は、そうした日常の「当たり前」に目を向けて本を書きました。「自然と人間」シリーズとして、それらは現在も読み継がれています。
日本列島には峻険な山々が連なり、多くの森林に、たくさんの動植物が生息しています。地球上でも有数の自然環境が豊かな地域です。また、周囲を海で囲まれ、川も多く、水が豊かな国でもあります。
降雨という自然現象は、太陽の熱などによってもたらされ、山や森、川そして海という連環が、人間に多くの食物などの恵みを与えてくれます。
「水道の水を直接飲める」。そうした自然の恵みのありがたさを、私たちはつい忘れがちです。今月は環境月間です。梅雨でジメジメすると、うっとうしくなるものですが、日に一度でも、自然の恵みに目を向けたいものです。
今日の心がけ◆自然の恵みに感謝しましよう
この本は感謝という言葉が好きですよね。
自然の恵みって結構抽象的ですよね。宗教的とも申しましょうか。実際に存在しない何かを自然現象として崇拝し、あたかも何か大きな力を持っているかのようにとらえ感謝するんです。宗教的ではなく宗教です。
抽象的な概念を理解するのは知能指数が高くないといけません。しかし、ただ崇拝するだけでは理解しているとは言えません。盲目的に感謝するだけではいけないのです。
かの科学者も申しておりますとおり、最も不思議な事は人間が自然を理解する事です。自然を理解してからその偶然性に感謝すべきです。
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4年前からブレながらも続けている駄文について
『川は生きている』・・・生物以外を持ち出し、魂が宿っている、生きていると表現しがち。
『「当たり前」に目を向けて』・・・当たり前なことを大袈裟にしがち。
『日本列島には~略~地球上でも有数の自然環境が豊かな地域です。』・・・世界に目を向けない。日本大好き。
『自然現象は~略~人間に多くの食物などの恵みを与えてくれます。』・・・自然を味方にして感謝しがち。
これを宗教と言わず何と言う?