A子さんは、与えられた業務を一通りこなせるようになり、仕事をすることが楽しくて仕方がありません。
その上、最近は、他の仕事もしてみたいという思いが強くなってきました。同僚には、「忙しい時は手伝うから、いつでも声をかけてね」と伝え、率先して何事にも取り組むようになりました。
職場内での評判も上々で、「困った時のA子さん頼り」と重宝がられました。A子さんも、頼られることが心地よく、何でも「ハイ!」と引き受けました。そのうちに、部署外の業務にも応援要請がかかるようになったのです。
そのような存在になれたことが嬉しいA子さん。自身の業務は後回しにして、頼まれたら断ることはありませんでした。そうしているうちに、自身の業務が疎かになり、ミスを連発するようになってしまったのです。
「過ぎたるは猶及ばざるかごとし」という諺があります。頼まれ事を引き受けるのは悪いことではありませんが、現状を見極めつつ仕事をしていきましょう。
今日の心がけ◆バランスの取れた仕事をしましよう
くすぐったい文章。
・仕事をすることが楽しくて仕方がありません
・率先して何事にも取り組む
・何でも「ハイ!」と引き受けました
・頼まれたら断ることはありませんでした
・ミスを連発するようになってしまった
あーくすぐったい。
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ある信者の話をします。
某会社の新入社員と名刺交換しました。
名刺には「困った時の◯◯頼り」と書かれていました。
ちょっとハイテンションの変わった若者でした。
しばらくすると、彼は会社を辞めたとの話を聞きました。
そして、ある倫理法人会の行事に参加した時に、彼が進行役でベルを鳴らしていたのを見つけました。
この内容をそのまま名刺にしたのを今知りました。
自分自身が困った時に「困った時の◯◯頼り」という言葉に頼ると、人生を見失うことも知りました。
「職場の教養」は言葉のハリボテです。