2017/2/21 K先生は左利き

Kさんは左利きです。小学校低学年の頃、母親の勧めで、町の書道塾に入りました。両親には「左利きを治したい」という希望があったようです。
慣れない右手で筆を持つのですが、なかなか上達しません。後から入会した妹に抜かされてしまいましたが、それでも書道を続けました。
Kさんは、書道以外にも、左利きであることに劣等感を感じていました。ドアノブは右利きの人に使いやすく作られています。箸の使い方や家庭科の運針も苦手でした。缶切りやハサミも使いづらいのです。
その後、Kさんは紆余曲折を経て、書道の先生になりました。特技は、生徒の右側に座り、生徒の持つ筆を左手で一緒に持って、運筆の指導ができることです。Kさんはいつの間にか、両手が同じように使えるようになっていたのでした。
また、どんなハンデにも先入観を持たずに、人と接することができることも、指導上の強みになっています。今があるのは、左利きを矯正しようと悩んでくれた両親のお陰だと、Kさんは感謝しています。

今日の心がけ◆苦手に挑戦しましよう

苦手を克服して普通になってもプレミア感はゼロです。得意を伸ばして普通以上になればプレミアが付きます。

以上。

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1 個のコメント

  • 両手に箸を持ち食事をしたら、さぞかし効率よく食事ができるでしょう。
    食事時間が半分になって、昼の営業する時間が作れそうです。www

    そんなことより、4年前から毎日感謝していたんですね。

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