2021/11/26 年賀状の温もり
ここ数年、年賀状を出す枚数が減ってきたA氏は、〈今後、どうしようか〉と考えていました。これまでは、子供の成長の様子と共に、日頃会うことができない人たちへ近況報告をしていました。しかし今年は、高校生の息子から「僕の写真は年…
ここ数年、年賀状を出す枚数が減ってきたA氏は、〈今後、どうしようか〉と考えていました。これまでは、子供の成長の様子と共に、日頃会うことができない人たちへ近況報告をしていました。しかし今年は、高校生の息子から「僕の写真は年…
「あなたの会社の目的は何ですか?」「あなたの会社の売りとするものは何ですか?」と問われた時に、どのように答えるでしよ与か。六十年以上にわたり、自動車部品の製造を営んできたS会長は、「創業時は理念や社是などの企業の目的が存…
「手紙などの文章は、手書きであれば好感度が高い」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではないようです。アナログの価値を探究し、アナログとデジタルを融合したサービスの開発を手がける「アナログ価値研究会」は、「…
多角経営を行なうA社の取締役会議で、数年にわたり赤字経営が続いているグループ会社・B社の立て直しが議題に挙げられました。B社の再建を託されたH氏は、社長としてB社に出向することになりました。社内に入ると、長年、低迷し続け…
パナソニックの創業者で「経営の神様」と言われる松下幸之助氏は、面接の最後には「あなたは運がいいですか」と聞いていたというエピソードがあります。そして「運が悪いです」と答えた人はどんなに優秀でも採用を見送り、「運がいいです…
M氏は、結婚の記念として妻に腕時計をプレゼントしました。妻は腕時計をしないことが多いため、M氏はほかの物にすればよかったとも考えました。しかし遠方に出かける時は、腕時計をつけていたのです。ある日、何気なく洗濯機の中を覗く…
本年は、聖徳太子の没後千四百年遠忌に当たります。太子が十七条憲法に「和を以つて貴しと為す」と漢文で記した、「和」の精神を敬愛する日本人は今も多くいます。聖徳太子の時代から現在まで、この和の精神は受け継がれ、「他人が幸せで…
自然が好きでドライブが趣味のEさんは、家族で度々、ドライブに出かけます。紅葉の時期、Eさんは木曽路を走る計画を立てました。「木曽路はすべて山の中である」という、島崎藤村の名作『夜明け前』の冒頭の言葉をふと思い出したからで…
中間管理職のOさんは、部下の育成に悩んでいました。指示してもすぐに動こうとしない部下が、どうしたら積極的になるか、頭を抱えていたのです。Oさんは上司に、「彼は消極的な性格で、取り組みが遅くて」と言っていた際に、部下を否定…
「大和言葉」は、漢語や外来語に対し、奈良時代以前からあった日本固有の言葉(和語)をさします。古くは和歌や上流階級の女性が使う雅語をいいました。夜空に浮かぶ「月」に関係する大和言葉に、「立待月」「居待月」「寝待月」がありま…
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