2020/08/15 父の西瓜
夏の風物といえば、西瓜を思い浮かべる人は多いでしょう。Mさんは子供の頃、西瓜が好きではありませんでした。なぜなら、家で飼っていたカブトムシに餌として西瓜の皮をあげていて、ある日その匂いで気持ちが悪くなってしまったからです…
夏の風物といえば、西瓜を思い浮かべる人は多いでしょう。Mさんは子供の頃、西瓜が好きではありませんでした。なぜなら、家で飼っていたカブトムシに餌として西瓜の皮をあげていて、ある日その匂いで気持ちが悪くなってしまったからです…
仕事を終え、帰宅したAさん。続いて共働きの妻も帰ってきましたが、その日は多忙で疲れていたため、Aさんに夕飯の準備を頼みました。日頃、仕事を抱え家事もがんばっている妻のために、〈栄養のあるご飯を作ろう〉とAさんは台所に立ち…
本日は、「左利きの日」です。一九九二年、イギリスのレフトハンドクラブという団体が、左利きの人たちの生活環境向上を目指して、道具メーカーへ要望し、制定されました。日本では古くから左右を表わす言葉に、弓手(左手)と馬手(右手…
四月になると、Mさんの家の軒下に、ホオジロが巣を作ります。十五年前に飛来してから、毎年、子育てに来ています。雛が生まれると鳴き声が大きく、近所に迷惑をかけることがありました。そのつど、野鳥を保護するためであること、短期間…
言葉は、円滑な人間関係を築く上で、大切な伝達手段の一つです。正しい言葉を身につけて発していくことはもちろん、他国の言語や手話などを学んだりすることによって、人間関係の幅はさらに広がり、豊かな人生が築かれていくでしょう。人…
国土交通省は、昭和六十一年度に道路の意義や重要性について知らせることを目的として、八月十日を「道の日」に制定しました。その理由は、大正九年八月十日に、日本で最初の道路整備についての長期計画である第1次道路改良計画が実施さ…
人の話をしっかりと聞くことは大切だとわかっていても、いざ実行しようとすると意外に難しいものです。Yさんは、家に帰るとテレビのニュース番組を見て、一息ついてから食事をするのが日々のルーティンです。毎晩、帰宅直後のYさんに妻…
およそ百五十年前、幕末から明治初期に日本を訪れた西洋人の書物には、日本の人々を「正直である」と記述しているものが多く見られます。例えば、「人の物をくすねる」「賄賂を要求する」という行為が、貧しい生活の中にも見られないこと…
はがきを用いた夏の挨拶には、暑中見舞いと残暑見舞いがあります。暑いさなか、普段会えない人や、お世話になった人の健康を気遣ったり、書き手の近況報告をしたりするこの習慣は、江戸時代から始まったといわれています。お盆に里帰りす…
最近は聞く機会が少なくなりましたが、「チリンチリン」という風鈴の音色は、涼を運んでくれます。昔から鈴や鐘、太鼓、笛などは、人々の暮らしと深く関わってきました。夏は気温や湿度が上がるため食べ物が腐りやすく、菌が繁殖して病が…
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